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自分に許せないことは、人にも許せない

執筆者の写真: MASAKO SAKURAI
MASAKO SAKURAI
9月3日
読了時間: 5分

更新日:9月7日

他人に厳しく接してしまったり、誰かの言動にイライラしてしまったりした後、「どうして自分はこんなに性格がキツいんだろう…」と落ち込んだことはありませんか?


実は、人に厳しい視線を向けてしまう人ほど、誰よりも自分自身を激しく責め続けてきた人でもあります。


人は、「自分に許していないこと」を他人にも許すことができません。


「甘えてはいけない」

「人に迷惑をかけてはいけない」

「常にちゃんとしていなければいけない」


そんな厳しい基準を自分に課し、何年も何年も自分を責めながら頑張ってきた人ほど、無意識のうちに同じ基準を周囲の人にも向けてしまいます。


人が弱音を吐くとイライラする。 途中で投げ出す人を見ると腹が立つ。 誰かの失敗に対して必要以上に厳しくなってしまう…。


それは、あなたが意地悪だからでも、相手が嫌いだからでもありません。

「自分がずっと耐えて禁止してきたことを、目の前の人が平然とやっている」ように見えるから、心が反応してしまうのです。




「これが常識」「これが普通」と口にする人ほど、他人の行動に激しく怒ったりイライラしたりする――。


実は「常識でしょ!これが普通だよ!みんなやってるでしょ!」という言葉の裏には、無意識のうちに2つの情報が隠れています。


  • 「私はこのルールを、深く考えることなく受け入れてきました」

  • 「私はこのルールが通用しない環境を経験したことがありません」


なぜ、自分の「マイルール」を他人に押し付けてしまうのでしょうか?理由は大きく3つあります。


1. 「期待」と「視野の狭さ」

「普通はこうすべき」という強い思い込みがあるため、外れた人を見ると「ルールを破られた」と怒りが湧きます。自分の常識が絶対的な正解だと思っているため、異なる価値観を受け入れられなくなっているのです。


2. 自分自身の「我慢」の投影

「常識人でいるため」に必死で自分を抑圧している人ほど、自由に振る舞う人を見たときに「なぜあの人だけ許されるのか」と不公平感が爆発します。


3. 白黒思考(多様性を認めるのが苦手)

物事を「正しいか・間違いか」の2択で捉えがちです。世の中には多様な「普通」があるというグラデーションを認めるのが苦手なため、自分と違う存在がすべて「悪」に見えてしまいます。



他人に厳しくなってしまう本当の理由


私たちは無意識に、自分が自分に禁止していることを他人に見せられると、強い不快感やイライラ(防衛反応)を感じるようにできています。


つまり、相手に腹が立つのは、あなたが過去に『そんな自分じゃダメだ』と封印した悲しみや痛みが疼いているサインです。


自分に向けられた厳しさが、そのまま外側へ溢れ出ているだけ。

だからといって、「人にもっと優しくしよう」と表面的な努力をしても、根本的な解決にはなりません。


先に変えるべきなのは、他人を見る目(外側)ではなく、「自分自身を見る目(内側)」だからです。


例えば、上手くできなかった過去の自分をふと思い出したとき、心の中でこう語りかけてみてください。


「あの頃の自分は、あれが精一杯だったな」 「あのやり方しか知らなかったけれど、必死だった」 「不器用だったけれど、何とかしようとしていた意欲だけは本物だった」


大切なのは、過去の過ちを「正しかった」と無理に正当化することではありません。

「うまくできなかった自分の中にも、一生懸命生きようとしていた純粋な意欲があった」と、ただ認めて温かく抱きしめてあげることです。


自分の中の頑なな基準がふっと緩むと、不思議なほど見え方が変わります。

目の前の人に対しても、 「この人も、この人なりに不器用ながら何とかしようとしているのかもしれない」 と、優しい眼差しを向けられるようになります。


人を見る目は、すべて「自分を見る目」から生まれます。

自分や他人を責めてしまう癖は、そうやって自分を追い込まなければ守れなかった過去の経験や、無意識に身についた思考パターンに過ぎません。




〜相手を変える前に――頑張ってきた「過去の自分」を癒すことから始めよう〜


  • なぜ、あなたの中にその厳しい基準が生まれたのか?

  • なぜ、自分を責める波動が他人への攻撃に変わってしまうのか?

  • そして、どうすればその奥深い潜在意識の基準を根本から書き換えられるのか?


例えば、子供の頃に『ちゃんとしなさい』と強く叱られた経験や、弱さを見せると受け入れてもらえなかった経験はありませんか?


幼少期に経験した『完璧でないと認められなかった』という記憶は、大人になっても無意識下に残り続けます。


相手を変えようとするのではなく、また『優しくなれない自分』をさらに責めるのでもなく、まずはその根っこを根底から癒してあげることが先決です。


子供の頃のあなたにとって、自分に厳しくすることは、傷つかないために身につけた『生き残るための鎧』でした。


段階を踏んでその鎧を脱ぎ、自分への厳しさ(抑圧)を優しく手放していくことで、周りへのイライラも自然と消えていきます。


表面的な意識(思考)だけで自分を変えようとするのは根気がいりますが、ヒーリングで内面を調整していくことで、長年抱え込んできた自分への厳しさや過剰な緊張を解放し、周囲との人間関係を心地よい循環へと変えていくことができます。


そして、驚くほど自然に『他人は他人、自分は自分』と思える穏やかな視点を取り戻せます。まずはご自身をクリアにすることから、始めてみてくださいね。


 
 

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